1. 【シリーズ】自立支援特集Ⅱ_①水分【ケアサポート・イルミーナかまがや】

2023.06.20

【シリーズ】自立支援特集Ⅱ_①水分【ケアサポート・イルミーナかまがや】

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こんにちは♬ ケアサポート・イルミーナかまがやです!! 

 

今回はシリーズ物のブログです!

 

 

 

 

 

 

前回の復習

 

今回のブログは前回の『4つの基本ケア』の続きです

 

 

 

えっ!?前回の記事を読んでいない!?

 

 

そんな方のために、簡単に前回の復習をさらっと書いていきます

 

 

人間には約60兆個の細胞が有り、その細胞が身体機能や脳の働きを行っている

 

しかし、年を重ねるごとに細胞が劣化、減少していく

 

その結果として、心身ともに衰えていくのが人間の“老化

 

老化を防ぐには、細胞を活性化させることが大切

 

そのためには『4つの基本ケア』を生活に取り入れる

 

4つの基本ケアとは水分・運動・栄養・排泄の4つのこと

 

 

 

簡単にこんな感じです

 

 

前回の記事を読んでいない方はこちらで改めて復習をお願いします

 

さあ、早速『4つの基本ケア』の詳細を一つずつ深掘りしていきましょう(^^)

 

 

 

 

何故水分が必要なのか?

 

 

4つの基本ケアの1つ目の紹介は『水分』

 

 

 

4つの基本ケアの中でもっとも大切なのが『水分』

 

特に高齢者ケアでは水で始まり水で終わると言われるほど大切なものです

 

(そんなに大切なの!?)

 

 

 

そもそも、なんで人間の身体に水分が必要なのでしょうか?

 

 

 

 

それは人間の身体の中には驚くほどの水分が必要だからです

 

 

 

皆さん、自分の身体の中にどれだけ水分が入っているかご存知ですか?

 

 

年代によって全体量は異なりますが

 

 

成人の方なら体重の60%が水分で形成されています

 

ナント!

 

 

 

 

つまり私の場合、体重が約60kgなので

 

 

60kg×60%=36kgが水分が占めているということになります

 

もはや私は人間というより水ですね

 

 

皆さんも自分の体重からどれだけ水分が占めているか計算してみてください

 

 

この全体量の割合は年齢を重ねるごとに減っていきますが

 

高齢者の方でも体重の約50%を水分が占めています

 

 

 

しかし、これだけ水分があるって言われても

 

そんなに実感湧かないですよね?

 

 

どこにそれだけの水分が存在しているのでしょうか?

 

水をいっぱい飲んだあとは胃がタポタポになっているので

水分を含んでいる実感があるけど、たかがしれてるもんなー

 

 

 

水分は身体のすみずみに広がっており

 

細胞の中にある細胞内水分と細胞の外にある細胞外水分に分けられます

 

あっ!細胞っていうワードが出た!これは重要そうだぞ!

 

 

そうです

 

 

前回お伝えした通り人間は細胞の働きによって

 

身体の形成や、脳の働きを司っています

 

 

水分は細胞にとって一番のエネルギー源なのです

 

 

水分をしっかり摂ることで細胞が元気になり、下記の効果が期待できます

 

  • 脳細胞が活発になる
  • エネルギーが生成される
  • 疲労回復
  • 排便がしやすくなる
  • 神経や筋肉の動きが良くなる

 

うーん、良いこと尽くし!

 

 

ちなみに、風邪などのウィルスは乾燥しているところで繁殖するので

 

“口の中を潤す”という意味でも、水分摂取は風邪予防の効果にも繋がります

 

確かに風邪って乾燥している冬に流行しますもんね、そういうことだったんですね!

 

 

植物だって水を与えないと枯れてしまうように

 

人間だって同じです

 

 

水分をしっかり摂ることが健康の基本なのです

 

 

 

水分が不足するとどうなる?

 

そんな大切な水分が不足してしまうとどうなってしまうのでしょう

 

  • 水分が体重の1-2%減るとぼーっとする
  • 水分が体重の2-3%減ると熱が出たり、血液がドロドロになる(血管が詰まりやすくなる)
  • 水分が体重の5%減ると動けなくなる
  • 水分が体重の7%減ると幻覚・BPSD出現する

   ※BPSD・・・不穏・うつなどの認知症の症状

 

えーっ!こんなにも!

 

 

ここで体重50kgの高齢者を例に見てみましょう

 

 

まず、この方の総水分量は体重の50%なので

50kg×50%=25L

 

その1%は25L×1%=250ml

 

うんうん

 

つまり、この方は体内から250mlの水分がなくなるだけで

 

水分欠乏の症状として“ぼーっと”してきてしまいます

 

ちなみに体重の10%、この方なら2.5L不足すると死に至ってしまいます

 

水分が不足すると、喉がカラカラになるとかしか考えてなかったけど

命にまで関わるなんて、そりゃ大切だ

 

 

 

どれだけ水分が必要なのか?

 

と、ここまで水分摂取の重要性はなんとなくわかっていただけたかと思います

 

 

ここからは具体的に、毎日どれだけ水分を摂取すればよいのかをお伝えしていきます

 

 

ズバリ・・・

 

 

1日に1500mlの水分摂取が必要だと言われています!

 

コップ10杯くらいの量ですね!

 

 

 

えっ?本当に1500ml摂取が必要なのか信用できないですって?

 

 

わかりました

 

水分1日1500ml摂取の根拠もお伝えします

 

 

 

まず、人間は1日のどれだけの水分が排出されているのでしょうか?

 

  • 尿:約1500ml
  • 不感蒸泄:約700ml
  • 便:約300ml

 

だいたい1日2500mlくらいが、これらによって水分が排出されていっています。

 

不感蒸泄?初めて聞いた言葉だな

 

 

不感蒸泄について簡単に説明します

 

 

細胞の中では絶えずエネルギー代謝が行われていて

 

何もしないと体内に熱がこもってしまいます

 

 

そこで

 

不感蒸泄といって目に見えない汗という形で身体の外に発散され

 

熱をこもらないようにしています

 

 

自分では自覚せずに発散されているので、『不感』という言葉が用いられています

 

私は代謝がよくて汗っかきなので、水分が身体から出ていってる感覚があったのですが

誰でも不感蒸泄で自然と水分が出ていってるんですね!

 

 

 

 

このように私たちは毎日2500mlの水分が自然と出ていってるのですが

 

それを水分摂取で補わなければいけません

 

えっ!?ということは毎日2500mlを水分摂取しなければいけないんじゃないの!?

 

 

しかし、不感蒸泄と同じように私たちは日々の生活の中で水分を補充しているのです

 

 

 

まず一つ目は食事

 

あっ!毎日味噌汁とか汁物で水分摂っている!

 

 

汁物に限らず、食べ物には水分が含まれているので

 

一般的に1日700mlくらいは食事から水分を摂取しています

 

 

あとは、燃焼水

 

(ね・・・ねんしょうすい?不感蒸泄とか知らない言葉がいっぱいで頭が痛くなってきた、、、)

 

 

 

不感蒸泄の説明の中で、細胞の中では絶えずエネルギー生成が行われていると話しましたが

 

そのエネルギー生成の際にと炭酸ガスも発生しています

 

 

それが燃焼水。だいたい1日300mlくらいが発生していると言われています

 

 

 

さあ、ここで問題です。

 

 

1日に2500mlの水分が体外に出ていきます

 

 

しかし、食事で700ml、燃焼水で300mlの水分が毎日体内に取り込まれます

 

 

では、水分摂取で1日何ml摂取すればいいのかわかりますか?

 

これは簡単な算数の計算だ!これならわかる!

 

 

そうです

 

 

差し引き1500mlが自発的に水分摂取をする必要があるのです

 

 

逆にこれより少ない量の水分しか摂取しないと

 

先程お伝えしたような水分欠乏に近づいてしまいます

 

メモメモ_φ(・_・ よし!毎日頑張って水を飲むぞ!)

 

 

 

 

どのように水分を摂取すればよいのか?

 

とは言っても、毎日コップ10杯(1500ml)の水を

 

どんなタイミングで飲めば良いのでしょうか?

 

確かに、普段そこまで意識して水を飲んでいなかったな、、喉が渇いたら水を飲むって感じです、、、

 

 

喉が渇いたら水分を摂るのでは足りないのです

 

 

特に高齢者は老化の影響で喉が渇きにくくなっているので

 

余計に意識して水分を摂取する必要があります

 

 

なので、生活の中で水を飲むタイミングを習慣化しておくと良いと思います

 

朝起きたら1杯

軽く運動したら1杯

風呂上がりに1杯

寝る前に最後の1杯

 

 

など。これをしたら水を飲むという習慣にしておくとわかりやすいです

 

 

 

 

ちなみにケアサポート・イルミーナかまがやではデイサービスを併設しています

 

 

デイサービス利用中もなるべく水分を摂取してもらう習慣を設けています

 

 

来所時に1杯

運動後に1杯

入浴後に1杯

昼食時に1杯

おやつ時に1杯

 

 

これで5杯、計750mlがデイサービス利用中に摂取できます

 

 

睡眠時間が8時間とすると、1日の起きている時間は16時間

 

 

デイサービスはその半分の約8時間なので、1500mlの半分の750ml

 

摂取できるように工夫しています

 

 

今更なんですが、水分って水じゃないとダメですかね、、、?

お茶とかジュース、コーヒーも水分としてカウントしていいですか、、、?

 

 

 

もちろん、水でなくてもお茶やコーヒーなどでも大丈夫です

 

 

糖分の摂りすぎとかに気をつければ

 

 

自分の好きな飲み物も水分摂取に活用して下さい

 

 

 

だけど、お酒などのアルコールは水分摂取量に含めないでください

 

 

アルコールは利尿作用も強いので

 

その分、水分排出も増えてしまいますので

確かに、、、気をつけます、、、、

 

 

 

以上で今日のお話は以上です

 

 

今回も長々とお付き合いいただきありがとうございます

 

 

しかししかし、『水分』の大切さを学んだからといって満足しないでください

 

 

『4つの基本ケア』は4つの全てをバランス良く取り入れることが重要です

 

 

次回以降の残りの3つの基本ケアもしっかり学んで

 

みんなで健康的な習慣を身に着けていきましょう!

 

まだまだ勉強すること多そうですね!頑張ります!

 

 

 

今日のまとめ3行

 

人間の身体の50%以上は水分でできている

 

細胞にとって水分がエネルギー源

 

1日に1500mlの水分を摂ろう

 

 

 

 

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